社長挨拶

2021年8月 社長挨拶

長年に渡り培った保険代理店としてのノウハウと独自技術を駆使してカスタマーファーストの実践を継続することによりNo.1デジタル保険代理店InsurTech Enablerになることを目指します

NTTイフは、インターネットの保険代理店として2000年に誕生しました。設立当初からWebによる自動車保険の一括比較見積もり・契約サービスの提供を開始しました。その後、バイク保険、ペット保険、火災保険等損害保険のラインナップを充実するとともに、自社のカスタマーセンターを活用して自動車保険の更新案内を行うなど、NTTグループならではのICT活用による保険選びの新しい形を次々と実現してきました。
2019年には自動車保険一括比較見積もり時のお客さま負担の軽減に取り組み、自動車保険証券の写真や画像をもとにAIが入力補助をおこなう「NTTイフのカシャ!比較見積もり」を提供開始しました。法人のお客さまに対しては、自動車保険等の一括比較見積もり・契約サービスと代理店業務に必要なシステムを保険業界向けASPサービス「IF-InsurTech®」のブランドで提供しており、2019年には代理店の見積もり業務効率化に資するRPAソリューションの提供を開始。保険業界のオープンAPI化の推進にも力を入れており2020年には「自動車保険APIサービス」を開発し、「NTTイフのカシャ!比較見積もり」と併せて、お客さまへのソリューション提案を積極的に行っているところです。
世界は今、新型コロナウイルスの脅威に直面しており、これまでに想像したことのなかった日常がニューノーマルとなっています。先行きを見通しにくい変化の激しい時代だからこそ、NTTグループの変わらぬ価値「Integrity(誠実さ)」を一層大切にしていきたいと考えています。
これから訪れる未来において、AIを始めとする様々なテクノロジーやInsurTechの世界は更に進化を遂げることでしょう。私たちはこれまで長年に渡り培った保険代理店としてのノウハウ、デジタルマーケティングやAPI等の技術を駆使することにより、サービス品質向上、お客さまの利便性向上の取り組みを継続して「No.1デジタル保険代理店」「InsurTech Enabler」になることを目指しております。今後も生活に根差した異業種サービス(X-Tech)との組み合わせにより、「保険」がシームレスにサポートできる新たな時代のサービスを創ることでお客さまのDX化、Smart Worldの実現、SDGsに貢献してまいります。
今後ともNTTイフをご愛顧いただきますようよろしくお願いいたします。

株式会社エヌ・ティ・ティ・イフ
代表取締役社長
杉原 弘茂

【用語解説】
・InsurTech
Insurance(保険)とTechnology(テクノロジー)から成る造語。保険版のFinTechのこと。
・Enabler
他の人の行動に力を貸す人。後援者、支え手。
・RPA(Robotic Process Automation)
ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型的な作業)を、パソコンやサーバー上にあるソフトウェア型のロボットが代行・業務の自動化を実現する概念。
・API(Application Programming Interface)
ソフトウェアが互いにやりとりするのに使用するインタフェースの仕様のこと。
・Smart World
ICT(情報通信技術)を駆使して多種多様なデータを蓄積し、それらを利活用して既存の方式を改善したり、新たなシステムや技術、サービスを構築したり導入したりすることで、社会が直面しているさまざまな課題を解決し、よりよい環境を作り出していくこと、または、そうした取り組みの総称。